2019.07.30

ビードベースガスケット

でけた~~~

もういいやもういじるとこない

仲間内にねえ…何かにつけてさ難癖付けて来る友人持つとやりがいあるよね。

まあ独り言です。
これエンジンいじくり倒してる所でわかる人はたぶん飛びつくと思います。
相反すると思ったら大間違い。

ゴムの材質もこだわりました。

0.38_0.86~0.1㎜単位で4mm厚のロングコンロッド仕様までカバー


業界用語的に言ってクリープリラクゼーション最小値を達成!


日立ケミカルのカーボフィットと言う材質で5年前に0.5、0.8、1.0tでベースガスケットの厚み調整をやっていましたが0.5tで組んでもヘタるのに0.8tとか有り得ないと切って捨てられました。

確かに1.0tで組んだエンジン開けるとカーボンがクランクケースの中に砕け落ちたりカーボンが厚ければ厚いほど浅千恵の真骨頂なわけで、そもそもオイルが漏れなければ良いとかヘタリによって圧縮比も狙えない低レベルなロークオリティーなエンジンで良いの?って事ですねん。

紙は元よりカーボン厚くしてベースに1.0tは組手の資質の問題と言う事で完全却下しました。

ただどーーーしても貧乏症が災いし素地が荒れてる場合用に0.8tのカーボングラファイトを残していましたが、大変気が利く心の優しい友人に『安けりゃ良いの?売れれば良いのか?だから古事記みたいな事もうやめれや』と冷めた視線を感じつつ方針をケテーイ。


カーボングラフィト系のガスケットはカバー類のみに使用するのが現代風のセオリー。


PMCさんでもラインナップがあるしHBRはZ系、J系のヘッドカバーのみのラインナップにしました。
これは圧縮比には全く影響しませんしハイカム用に厚み調整が可能とします。
レース仕様で3年経つかな?

かなり良い成績でブームになりつつあるヘッドガスケットの製作中の写真も出て来ましたので後日ガスケット物語を連載させてもらいます。